現代社会において、「進歩」という言葉は頻繁に使われるものである。そして、人はこの言葉を、「よい方へ徐々に進んでゆく」などの漠然としたイメージのままで使用することが多い。現代において、この「進歩」という言葉は「技術」という言葉との親和性が高い。それは単に「 ...
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箴言#5 生と真剣に向き合う者
生と真剣に向き合う者の人生には、必ず苦悩がつきまとう。そこから目を背けずに生きた時に初めて、真の人生が始まる。 ...
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箴言#4 「高さ」という観念
高さとは、自らの到達点として感じてはならない。それは常に目指すべき遠い地点として捉える観念でなくてはならない。 ...
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箴言#3 不誠実を前にして
「他者が不誠実な言動をしている」ということは、己が不誠実な言動をしてもよいということを意味しない。それでもただ誠実さを貫く勇気。不誠実に飲み込まれない精神の強さ。それらを持って生きた人間だけが、真に価値ある生を送ることができる。 ...
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随想#2 「終着点」という幻想
我々人間は、己が生きている時間を“現在”として意識している。そして、この“現在”という概念は、“過去”との比較として捉えられる。当然のことながら、時間軸としては“未来”というものもあるが、それは“実際には存在したことのないもの”であるが故に、普通、人間に ...
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箴言#2 三つの姿勢
社会をよりよくしていく人間に必要な姿勢。過去への尊敬。現在への挑戦。未来への献身。重要なことは、一人の人間の中でそれぞれを保持すること、そして、一人の人間の中で調和させること。 ...
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箴言#1 人間の幸福に必要なもの
人間個人または人間社会が幸福になるために必要なことは、たった一つである。それは、その個人または社会を構成する一人ひとりの人間が「誠実であること」である。そのたった一つが遂行されればよいという単純なことが、残酷ながら人間にとって最も困難なことなのだ。故に、 ...
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随想#1 「当たり前」の価値
人間が生きてゆく中で、何かを大切に想い、その存在に対して有難さや感謝の念を抱くことは、人生そのものを豊かにする。その豊かさが人生に“幸福”をもたらすということに気が付いている人は、決して少なくない。故に、人はその生の中で一つでも多くの“有難さ”を感じるこ ...
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